ことのは舎さん(https://note.com/kotonoha_kochi)は、新しい働き方LAB研究員1期生として表題の実験に挑戦。なんと中間発表の段階で達成し、見事「既に達成しちゃったで賞」を受賞されました。
彼女がライターになったきっかけや、新しい働き方LAB1期生として見た景色、働き方について考えている人へのメッセージをインタビューしました。
ライターを目指すまで
―自己紹介をお願いします。
ことのは舎です。今は2人の子育てをしながらWebライターをしています。
ランサーズでは、今年6月から本格的な活動を始めました。
同時期に「新しい働き方LAB」にも入ることになり、新しい働き方研究員1期生として「週20時間勤務、かつ子どもを優先したライフスタイルの中で初心者ライターがUdemy講座で知識・技術を獲得して、月5万円稼げるようになるか?」というテーマで研究に取り組んでいます。
―ありがとうございます。ちなみに、ライターを目指そうと思った理由についてをお伺いできますか?
元々、子どもの頃から本を読むのが大好きでした。
小学1年生の時、教室で休み時間にずっと本を読んでいたら、先生に「外で遊びなさい」と叱られた思い出があります。
そのくらい、本当にもう暇さえあれば本を読むような子どもでしたね。
中学・高校・大学生になっても小説や文学にずっと触れながら大人になって。
いつからか、文章を書く仕事に就きたいなあって思うようになってました。
でも、大学卒業後の就職について考えたとき、新聞記者に、雑誌やWeb…文章を書く仕事が多くある中で、どれにするか結局決めきれなくて。
就職は全然違う会社になりました。
その後、仕事をいろいろやって、2人目の子どもが生まれたあとに会社を辞めることになったんです。
次に何やろう?と考えたら、「そうだ、文章を書く仕事がしたいと思ってたんだ!」って思い出して。
調べるうちにランサーズの存在を知って、軽い気持ちで、最初は文字単価が安い案件から試しにやってみたらすごく楽しくて。
そんな感じでスタートしましたね。最初の記事は、子育て記事でした。
今はビジネスを中心に、BtoBの記事を書くようになってきています。
大卒ですぐにライターになるより、会社勤めや子育て…いろんな人生経験が今に活きているので、結果として良かったんじゃないかなと思ってます。
―子どもの頃めちゃくちゃ本を読んでたことや、連絡帳のお話を聞いてるとデジャヴが蘇りました。
私もライターに興味を持ったのが就職してからだったので、先ほど仰られた「いろんな経験が今、ライターとして活きている」っていうことにとても共感しました。
新しい働き方LAB研究員1期生として見た世界
―現在、新しい働き方LAB研究員1期生をされていますが、応募しようと思った理由について教えてください。
私はちょうど新しい働き方LABがスタートした今年6月に、ライター活動を始めました。
ライターとしての経験値の積み方や、どうやってスキルを伸ばしていこうか考えていた時に、Udemy講座の企画があるのを知りました。
その中には、ライティングスキルの講座もあって、指定企画が「Udemy講座で学んだスキルで月に5万円稼げるようになるか」っていうテーマだったんです。「これはぴったりだなあ」と思って。
勉強もできるし、収入も伸ばせる余地があるので、 今の自分に合っていると思って応募しました。
―実際に「新しい働き方LAB研究員1期生になって、良かったな」と思うことはありますか?
過去の私は何か新しいことにチャレンジするときに、どちらかというとリスクに目が向きがちなタイプで、あれこれ考えると、行動できないところがありました。
でも、新しい働き方LAB募集要項に「失敗しても実験なので大丈夫です」と書いてあって。その言葉に背中を押してもらいました。
実際にやってみると「何か失敗したとしても、そこからいかに前向きに捉えていくか?」ってところが大事なんだなっていうことがわかったのはすごく良かったです。
研究員の皆さんは、本当に自主企画含めいろんな実験をされてる方がいて。すごくユニークな 内容もあっておもしろいですね。
別の仕事をしていたのに辞めて新しい働き方を始めた人や、副業・複業で何か全然未知のことにチャレンジされたりとかしていて…
「何歳からでもチャレンジしていいんだ」っていうのを知ることができましたね。
長い人生だし、まだまだやれることがあるっていうのを学べたり、そういう挑戦をしている人と知り合えたのがすごく良かったです。
―ことのは舎さんは、実験タイトルにもある通り「子育てと仕事の両立」を考えられたと思いますが、働き方として在宅ワークを選ばれた理由は?
以前は会社に勤めていましたが、「子どもに対して、忙しくてしっかり向き合えていない、時間が取れない」ってことが日常の中であって、「 何か子どもの変化を見落としてるんじゃないか」「寂しい思いさせてるんじゃないかな」みたいな気持ちがありました。
子育てとの向き合い方について、ずっと悩みながら仕事をしてたんです。
退職を決めたのは、「子どもが小さくて手がかかる時期って本当に短い。そこを大事にしてちゃんと見守っていきたい」っていう思いがあったからですね。
家族で話し合って「こんな感じでやりたいけど、どうかな?」って聞いたら、快く「やってみたら」って言ってくれたのはありがたかったです。 文章を書く仕事をするという夢にも近づけたので、良い選択だったと思います。
―確かに正社員は安定した給料をもらえる反面、仕事から帰ってきたら子どものお迎えや買い物に行って、バタバタしますね。子どもの気持ちを大切にしたいのに、余裕がなくて親として目いっぱい。
そんな生活を続けていると、「なんで私だけこんなに必死なんだろう」って思う…なんて話は同世代の子育てしている方から聞きます。
すごく体力があるお母さんだったら、上手く両立できるのかもしれませんけど…。会社で仕事の顔、家では妻の顔・母親の顔といくつも持つのは大変ですね。
―新しい働き方LAB研究員1期生をやってみて、予想外だったこと・驚いたことはありましたか?
一番驚いたのは、フリーランスでやっている方や本業と副業を上手に両立している方が研究員の中にたくさんいて、それらは特別な働き方というわけではないのかもしれないっていうこと。
今までは「子どもがいるから、会社に勤めてても時短でしか働けない」とか、そもそも働くイコール会社員やパートの道しかないって思ってたところがありました。
フリーランスで生計を立ててる人も、クライアントからきちんと信頼を得ていけば結果として収入に繋がっていくところは、基本的に会社員とそんなに変わらない。
「フリーランスになる人って特別な人」っていうイメージがなんとなくあったので、意外と身近だったんだなって気づきでした。
―そうですね、例えばデザイナーや、プログラマー…特別なスキルを持ってる人、何かに秀でた技術を持っている人が独立するイメージはありますね。
今後ライターとしてやっていきたいこと
―これからライターとして、どんなキャリアを積んでいきたいと考えていますか?
今まで色々なジャンルの記事を書いてきたんですけど。
子育ての記事もすごく好きなんですが、私はビジネス向きの文章を書くのが好きなのでBtoBの記事を書いているときがすごく楽しいというのに気づいて。
今もビジネス分野の記事を書いていますが、企業そのものや、扱っているサービスのいいところを紹介する文章を書きたいと思ってます。企業とお客さんを結びつけたり、距離を近づけたりできるようなことに関わってみたいですね。
あとは、今高知に住んでいるのですが、私はすごく地元が好きなんです。
いつか地元のメディアで記事を書きたいっていうのも、考えていて。まだ、構想の段階ですけど、地元の魅力や何かいい取り組みをされてる会社や施設・お店などの紹介をするような活動にもいつか携われたらいいなと思っています。
そのためには取材とかも必要になってくると思うので、Udemyをはじめ、色々な講座を受講して徐々に勉強を始めているところです。
―新しい働き方LAB研究員に興味を持っている方に、メッセージがあればお願いします。
SNSなどには情報が溢れていて、情報が入ってくるままにしてしまうと「自分は今何をすべきか」「ライターとしてどうなりたいか」などを時間に追われて考える暇がないと思うことがありました。
でも新しい働き方LABに入ってみると、きちんと計画を立てて取り組むタイプの人・とにかく前に向かって走り続ける人・「やってみたけど違った」って言う人…。
色々な人がいるけど、みんなに共通してるのは「ちゃんと自分と向き合って、その先どうやっていくか」「どんなふうになりたいか」を考えてる人が集まってるんじゃないかなと。
フリーランスや、副業も含めて働き方が多様化する中、たくさんの情報から取捨選択して自分の将来像や進むべき道を考えるのって本当に大事だなあと思います。
そうした機会を持てるのが、新しい働き方LABだし、「今できてないけど、こうやってみたい」と思っている人には本当におすすめの環境です。
「自分の変わるきっかけ」「なんとなく漠然と思ってた夢がやっぱりそうだったって確信するきっかけ」がつかめる場所だと思います。
《ライター・葉月智世》