「ワクワクしてますか?」研究を通して分かった“自分だけのワクワク”の見つけ方

あなたは、最近どんなことに「ワクワク」しましたか?

ついつい「忙しいから」「時間がないから」とワクワクを後回しにして、子どものころのような感覚を忘れかけていませんか?

さて、今回は新しい働き方LABの研究員制度で【毎日「ワクワク」を見つけ追求すると、どれだけのアイディアが浮かぶのか?】を研究したこまこまさんをご紹介します。こまこまさんは、会社員からフリーライターそして現在はタイでアドレスホッパーとして活躍中です。

「ワクワク」の研究者が語る「ワクワクを見つける極意」とは?

【プロフィール】
こまこまさん(NOMADOKAさん)

大学を卒業し後就職、副業でライターとして活動を開始。2020年3月に脱OLをし沖縄/大阪西成/沖縄/東松戸と渡り歩いた後、2021年1月からタイへ。現在はフリーランスとして主にライター・編集・SNS運用などをしながら「お気に入りの場所で」「7キロ以内の荷物1つで暮らす」アドレスホッパー。ブログでは、タイのお役立ち情報や暖かい海辺で暮らす様子を発信中。

SNS:https://twitter.com/nomadoka24
HP:https://addresshopper.life/

幼少期は転勤族ー今では初対面の人との出会いが「輝く瞬間」に。

ーーまずは、「既に達成しちゃったで賞」の受賞おめでとうございます!

ありがとうございます!この賞に選ばれたときは「わー!選ばれた!」って、率直に嬉しくなりました。

ーー現在は、タイにいらっしゃるとのことで。羨ましい限りです。。。

そうなんです。2020年の3月に退職した後に、国内をうろうろしているアドレスホッパーになって、今はタイのパタヤという海辺街で生活しています。お仕事はフリーライターとして編集とライティング業務、ときどきTwitterのコーチングをしています。ちなみに、お気に入りのタイの料理では、「ソムタム」っていう青パパイヤのサラダです!おいしいんですよ〜。

ーーなるほど。現在のお仕事にされているライティング業務はいつ頃から始めたのですか?

会社員時代から副業としてやっていました。はじめは美容や旅行、グルメの記事を執筆していましたね。フリーランスになってからは、専業ライターとして活動していたら制作会社さんから「編集やらない?」と声をかけられて、現在も編集やライティングを中心に活動しています。

ーーこまこまさんは、どんな幼少期を過ごしていたのですか?

親が転勤族だったこともあり、幼い頃から日本や海外を問わず転々として、いろいろな環境で生活していました。同じ小学校に2回転入することもあったんですよ(笑)

なので、新しい環境でのコミュニケーションの取り方も自然と染み付いているんです。今改めて振り返ると幼少期の経験があったおかげで、人見知りをせず初対面の方々と「初めまして〜!」と自分から距離を縮められているんだなと思います。

新しい環境に出会うときが、私にとって1番輝ける瞬間だなと思いますね。ただ、心の中では「幼馴染み、欲しかったなぁ」なんて想いも、ちょっぴりあります。

ーーほぉ…特技ができたんですね。もともと「書くこと」は、お好きでしたか?

好きでしたね。学校でクラスの子と仲良くなっても、転校で離れちゃうことがほとんどだったので、本やマンガを読むことやアニメを見ることなど「お家の中での遊び」が好きでした。

そうそう!読書感想文とかも得意な方でした!きっと、自分の中にある想いをアウトプットしたかったんだろうなと思っています。

好きな場所で働くために「フリーランス」を選んだ

ーー今回の研究でも「ハッピー」「ラッキー」のような単語がたくさん見られましたが、こまこまさんはもともとポジティブ思考なタイプですか?

それが、全然そうじゃないんです(笑)

よく「意外」と周りの人からも言われるのですが、1人で落ち込んだり、人と話した後に「大丈夫だったかな?」と気にしすぎたりしますね。

だからこそ、「ハッピーでいるとハッピーとラッキーが寄ってくる」をモットーに、毎日ポジティブな言葉を使うことを実践しています。

ーー1度聴くだけでパッと明るくなりますね。働き方・考え方の変化には、どんなきっかけがあったのでしょうか。

2019年の会社員時代にタイとベトナムに旅行で訪れて。南国の海辺の街で過ごしたとき「人生で1番、心も体も健康だ」と心から実感しましたね。

もちろん、ライター1本でやっていけるか不安もありました。ただ、心身共にイキイキと健康な状態と手段が分かったので本能的に「この選択しかない!」と思って会社を辞めて家を捨てて、リュック1つで生きていくことを決めました。

ーーこの生活スタイルがこまこまさんにピッタリはまったんですね。

そうですね。仕事もフルリモートで、大好きな海辺の町やいろいろな町の風景を見て、いろいろな場所と人に会うことがワクワクするので。ある程度現地での生活をしてみて、また次の場所が待っているから、そこに行くというスタイルです。

ーーこれまでの生活スタイルを変えることに抵抗はありませんでしたか?

私もこれまで週5日間会社に出社していましたし、身近にフリーランスの方もいなかったので、フリーランスとしての働き方はあまり身近ではありませんでした。ただ、バーでアルバイトをしていたとき、たくさんのフリーランスの方と出会えたことが大きかったですね。

お仕事をしながらお話を聞いたりしながら、はじめは「こんな働き方ができるんだ!」と思っていました。

ーー会社員時代はあくまでライターは副業で、フリーライターとしての意識はなかったんですか?

そうですね、会社員時代も副業でライターをしていましたが、フリーランスの意識はあまり感じていませんでした。どちらかというと、「好きな場所で働く手段としてフリーランスを選んだ」感覚ですね。今はもう、フルリモ(フルリモート勤務)最高って感じです!

「ワクワク」を見つけるには◯◯がポイント!

ーー今回の「研究員制度」はどうやって出会ったのですか?

「新しい働き方LABフェス2021」がきっかけで、研究員制度があることを知ったんですよ。新しい働き方LABの「上手くいっても行かなくても良い、実験だから」ってフレーズを見て「大人になって研究したり、わくわくすることを探そう!」っていうコンセプトに強く共感して、すぐに応募することにしました。

ーーその後研究テーマとして【毎日「ワクワク」を見つけ追求すると、どれだけのアイディアが浮かぶのか?】を研究されたんですよね?

はい!2021年の5月に「今年の8月から研究を始めよう」と計画していたんですが、実はこの研究を始める前からフライングで始めてしまっていて(笑)

ワクワクするアイデアをある方に提案したところ、実際にお仕事に繋がり、お仕事としても変化がありました。
それで、8月の中間報告時点ですでに「達成しちゃった」って報告しました。

ーーそれで「既に達成しちゃったで賞」を受賞したんですね!

そうなんですよ。だから8月からは、研究を次の段階に進めることにしました。実は、研究をしているうちに「私、書くことが好きって気持ちを忘れてる」と気付いたんです。そこで、「好きを取り戻すこと」をテーマに、ワクワクや好きという気持ちの根源を辿る研究を始めました。

ーーへぇー!実際にアイデアがお仕事に繋がったんですね。そもそも「わくわく・好きなこと」ってどうやったら見つかるんですか?

まずは、どんなことにでも興味を持つことが大切です。例えば「なんでりんごは丸いんだろう」とかでもOKです。興味津々な気持ちでいることを、今でも大事にしています!

ーーとはいえ、この記事の読者の方の中に「行動ができない」と悩んでいる方がいたら、こまこまさんはどんな声をかけますか?

そうですね…「フレッシュな気持ちで好きなこと、一緒にさがそう!」って声をかけたいですね。あとは例えば、好きな人に近づいて「○○したら喜びそうだな、それに自分も楽しそう!」と考えて実行にうつすことも、行動のきっかけになるはずです。

お互いがハッピーになれるようにアイデアを提案して「一緒に作っていく感覚」を大切にしています。

ーー1人だけではなく、相手とのワクワクも一緒に作っていく感覚ですね。

そうなんです。きっとワクワクは、「見つけるもの」ではなく「見出すもの」だと思っています。

例えばなんとなく、ぼーっと景色をみていると「何が見つけたいことなのか」見つかりにくいと思うんです。そんなときに「ハッピーな気持ちで見つけようとするから、ワクワクが見つかる」ってことがあると感じています。

これからのテーマは”好きを取り戻す!” ー 新しい働き方LABで一緒にワクワクを探そう。

ーー研究を通して新たに「好きを取り戻す」ためにはどんなことをしているのですか?

まだ結論まではたどり着いていませんが、ワクワク研究の第2段階目の好きを取り戻せ研究では、「好き」を取り戻すために大切な2つの共通点に気づきまして…!

ーーおぉ!ぜひ教えて下さい!

…それが次の2つです。

①1つのことに夢中になっている人に話を聞きに行くこと
②ワクワクしている人と繋がって何かすること

実際に上記2つに挑戦を続けて、最近では無駄団ってメンバーを結成し「無駄祭(ムダフェス)」を実施しました。いい大人達が「無駄なこと」に本気(マジ)になってやっていて、楽しかったですね。ふふふ(笑)

一見「これって無駄だなと思うけど、好きでやっちゃうこと」ってあるじゃないですか。このムダをあえてをやってみることで、いろんな人との「好き」が繋がって、化学反応が起きたり、もしかしたら解決策が見つかるかもしれない。これが無駄祭で伝えたいメッセージです。

無駄なことって「仕事に繋がらないな」とか思って、ぽいっと捨ててしまいがちなのですが、そこで立ち止まって見つめてみることも、ぜひおすすめしたいですね。

https://mudafes.peatix.com/

ーー無駄を捨てずに思いっきり楽しめるイベントですね(笑)新しい働き方LABに入ってみていかがですか?

新しい働き方LABに所属して、嬉しい繋がりであふれました!わたし、実はこれまでコミュニティーに参加したことがなく「食わず嫌い」のような感じでした。でも、参加してみるとオンラインでも人との繋がりを感じることができているので、楽しいんですよね。

個人的にコミュニティーメンバーの方々とお話したり、運営サポートも立候補してやらせてもらっています。

ーー最後に今、新しいことを始めようか悩んでいる方に「もうひと押し」メッセージをお願いします!

ぜひ、自分が感じた直感を丁寧に扱ってください!どういうことかというと、旅が好きなら、旅先を探してみる。美味しいものが食べたいなら、美味しいものを食べに行く。

小さなことでも大丈夫です!たとえ「ワクワクなんか見つからない!」って思ったとしても、「直感で感じたワクワク」を捨てないで、実行しているうちに、きっと元気が出てくるのでは…! と感じていますね。

ぜひ自分の感じた直感を信じて、一緒にワクワクを探していきましょう!

《ライター:しろたにしゅんた》