この度、Creative Lab EXPO 2021のプログラムの一つ「バーチャル背景をつくろう」に参加しました。
Zoomの背景設定をしたことがある方も、ない方も新たな学びがあるようなプログラムになっています。この記事をきっかけにZoomでのバーチャル背景設定の方法や背景設定のメリットをお伝えできればと思います!
《ゲスト》
▼JUNK板村さん
ビアジャーナリストとしてビールに関する情報を発信しているが、Zoomバーチャル背景の設定はしたことはない。本プログラムの進行役。
▼あずさん
Webライターとして活動している。最近は取材ライターとしての仕事が増えた為、バーチャル背景の使い方を勉強して今後に活かしたいと考えている。本プログラムの進行サポートを担当。
▼ハマさん
Creative Lab EXPO 2021の実行委員長。Webライター、ゲストハウス運営、マーケティング、講師業など様々な分野で活躍している。仕事の9割はオンラインで完結しており、1ヶ月あたりのZoomミーティングの件数はなんと50件。本プログラムではZoomバーチャル背景設定の講師を担当。
目次
《バーチャル背景設定の基礎を学ぼう!》
全くZoom背景を設定したことがない方もいる為、まずはバーチャル背景設定方法の基礎を講師のハマさんに教えていただきました。
画像背景の設定方法
画面の左下「ビデオの停止」アイコンの右にある山型のボタン「^」を押し、「バーチャル背景を選択」のタブを選択します。
画面上部に自分の顔、下部に背景設定のボタンが複数出てきます。
画面中央右の「+」ボタンの「画像を追加」を押すと背景画像を追加できます。
自分が持っている画像データを選択すると、画面下部に選択した画像背景が追加されます。
それをクリックするとバーチャル背景の設定が完了します。
ここまでをまとめると
②「バーチャル背景を選択」
③「+」ボタンの「画像を追加」で画像を選択
④画面下部に追加された背景ボタンを押す
以上の手順でZoomの背景設定ができると教わりました。
動画背景の設定方法
「+」ボタンの「動画を追加」から自分の持っている動画もバーチャル背景にすることもできます。
動画背景は華やかに見える一方で、データ容量の制限でエラーが出る場合や動きが大きければミーティングで集中できないなど注意点が多々あるようです。
基本的には、データ容量は少なめで動きはゆったりとしたものがオススメとのことでした。
《バーチャル背景を作ってみよう!》
続いて、簡単なバーチャル背景の作成方法を教えて頂きました。
今回はより簡単にGoogleスライドで黒板風のバーチャル背景を作ります。
Googleスライドでの背景作成方法
作成方法は簡単で、まず背景を黒板風に塗りつぶします。
その後、名前・仕事・住まいなど好きな情報を入力するだけで完成です。
さらに外部リンク情報を盛り込みたい方はQRコードを追加をオススメします。
フリーサイトの「QRのススメ」でリンク付きのQRコード画像が作成できるようです。
出来上がりはこのようになりました。
「ファイル」のタブの「ダウンロード」を選択すると、このスライドを画像として保存できます。フォーマットはJPEGやPNGなど主要なものであれば対応しています。
《バーチャル背景Q&A》
バーチャル背景を自作するメリットは?
なんと言っても背景スペースで自己表現ができることです。ハマさんは自宅の壁を背景に設定しているJUNK板村さんに「もったいない」と言いました。自宅の壁と自作した背景では伝わる情報量が違いますし、和やかな雰囲気でZoomミーティングができるでしょう。
あずさんはZoomでのミーティング中に「この人誰だっけ?」と思うことがあったそうです。そんな時にも先程作ったような背景を設定していれば思い出すことができますし、常時名前が表示されているので相手方に安心感を与えることもできます。
バーチャル背景は商品紹介に向かない?
JUNK板村さんはビールライターとしてビール缶を持った時に見えなくなる経験をしたため、バーチャル背景を敬遠していたそうです。ちょっとした解決策をハマさんが教えてくれました。
頭のライン、肩のラインを判定してバーチャル背景が設定されるのでそこからはみ出るとぼやけてしまう。顔の真下で商品を紹介するといいとアドバイスを受けました。
ただ、商品をカメラに近づけて紹介したい時はバーチャルは背景は向かないのかもしれません。
バーチャル背景はどう使い分ければ良い?
月50件ミーティングをするハマさんがバーチャル背景の使い分けで意識していることを教えてくれました。
結論、バーチャル背景を使って同じメンバー感を出すことを意識しているそうです。今回であればCreative Lab EXPO 2021のメイン画像を背景に設定している人がいる。それだけで仲間意識や心強さを感じるので、イベントの画像や事前許可を取った上でミーティング相手企業のロゴを入れるような感じで背景画像を使い分けているようです。
《自分と背景を上手く調和させるには?》
日頃からビールと食材の組み合わせを考えているJUNK板村さんから、人と背景を調和させるポイントを3つ教えていただきました。
自分の職業や趣味、自分の作品を背景にするなど。ハマさんと先程の黒板風バーチャル背景の組み合わせであれば、講師であることを印象づけることができます。また、イラストレーターの方は「自分はこんな絵を描ける」ということを相手方に伝えることができます。
②土地や季節の物をマッチングさせる
例えば、浴衣を着て花火の背景を設定すると夏っぽさがアップします。余談ですがJUNK板村さんは実際にこのシチュエーションに遭遇してドキッとしたそうです。出身地や居住地を背景にすると、地元トークで話が広がるかもしれません。
③調和・補い合うことを意識する
サングラス+可愛い背景を設定すると、外見は強面の印象だけど内面はお茶目な人だと印象づけることができます。逆に、サングラス+怖めな背景で調和させるとより強面の印象がより強くなります。
「相手にどのような印象を持ってもらいたいか」を考えバーチャル背景設定をすることが大切だと学びました。
《みんなでバーチャル背景を作って見よう!》
最後に、プログラム参加者が手を動かしてバーチャル背景を設定しました。
先ほど教わった背景設定の基礎をもとに各自バーチャル背景を設定していきます。
EXPOのEポーズで写真撮影をしました。
この撮影した画像がハマさんから参加者に共有され、各自背景に設定します。設定する人数が増える度、倍々ゲームみたいだねと笑いも起きていました。
再び撮影しました。背景に人が沢山いるという奇妙な感じになりましたが、みんなでバーチャル背景を作り上げることができて嬉しい気持ちになりました。
ちなみにJUNK板村さんは、この場で初めてバーチャル背景を設定したそうです。参加者の中にも初めて設定した人も多くいたのではないでしょうか。
《最後に》
私は今まで生活感を隠すためにバーチャル背景を利用していましたが、このプログラムに参加してバーチャル背景が自己表現のツールとしても利用できることを知りました。
この体験レポートが、Zoomでミーティングをする際にあなたをより魅力的に見せるヒントになれば幸いです。ぜひバーチャル背景の設定から個性を出してみてはいかがでしょうか。
《ライター:丘の上》