「個人で稼ぐ可能性がひろがる」元マッキンゼー・現新しい働き方LAB所長の市川瑛子さんが語るUdemy講師に挑戦する価値

2020年11月4日

新しい働き方LABの所長を務める市川瑛子さん。多くの業務やプロジェクトで忙しく日々を過ごす彼女ですが、Udemyの動画講師デビューにチャレンジすることを決意されました。見事に収益を生み出すコンテンツを作ることができた市川さんに、収益アップの秘訣やこれからUdemy講師にチャレンジしてみたい人たちへのアドバイスをうかがいました。

■□■□市川瑛子さんプロフィール■□■□
「仕事ありきの人生ではなく人生ありきの仕事づくりを」信条に、マッキンゼーからランサーズに入社。新しい働き方LABの所長として、自分らしく生きるための方法を模索・実験中。スタンフォードMBAのスキルや実績を生かし、Udemyでプレゼン資料講座を販売中。

Twitter:@EikoIchikawa
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Udemyコンテンツ作成のきっかけ

――新しい働き方LABの所長という肩書きを持ちながらも、Udemy講師にチャレンジされた理由を教えてください。

私自身、自分が持っているスキルや経験を人に教えることが好きで、人がそれに価値を感じてくれることに喜びを感じています。昔は、家庭教師や塾講師をやっていたこともあるほどで。自分の持っているものに誰かが価値を感じてくるなら、どんどん発信していきたい気持ちがもともとありました。

ただ、セミナーやワークショップの機会はあっても、それで生計を立てていく気持ちはなかったんですよね。でも、Udemyだったら一度コンテンツを作ってしまえば、半永久的に自分の知見を伝えることができると思いました。動画コンテンツという形ですが、講師という教える仕事をすることができると気づいて、やってみたいと思いました。

フルタイムで講師や本業にするつもりはないけれど、持っているスキルで副収入を得ることができるチャンスとしても捉えました。対面やリアルで講習を開催すると、そこに時間を取られてしまうけれど、オンラインコンテンツを作ると、それが不労所得的に収益を生み出してくれるというのも価値を感じていました。セミナーやワークショップの開催のたびに資料を作るのは大変だけど、収益を生んでくれるコンテンツ1つ分を作るくらいなら頑張れると思い、挑戦しました。

Powerpointの資料作成に関する動画コンテンツを作成。キャリアや特技を生かした、専門性の高い内容です

Udemyコンテンツ作りで感じた苦労

――制作中に苦労されたことはありましたか?

コンテンツ内容は過去に取り組んできたことなので苦労はしなかったのですが、撮影や編集が途方に暮れるほど苦しかったです。5分の動画を1時間くらいかけて作っていて、時間をかけすぎて「なんのためにやってるんだっけ…」と挫折しかけたこともありました。

でも、オンライン講師チャレンジの仲間がいたから、最後まで頑張ることができました。仲間からのアドバイスで撮影や編集のアドバイスももらえて、動画制作という新しいスキルが身につくことができることに価値も感じられたのも、継続して取り組めた理由だと思います。

Udemyコンテンツ販売のための戦略

――売上を立てる前に取り組んだ戦略やプロモーションをぜひ教えていただきたいです。

公開前から取り組んでいたことが2つあって、1つ目はTwitterで #オンライン講師チャレンジ の発信活動をしていたこと。2つ目はプレゼン資料作成の無料勉強会をTwitterのフォロワー限定で募集をして開催しました。動画公開前にファンを獲得することが目的です。

公開後は数名限定で無料クーポン配布をしました。無料にした理由は、初期の登録者数やレビューを集めて、実績を集めるためです。登録者やレビューがないと、「買ってみよう」と思う気持ちにはなかなかなれないですもんね。

ただやっぱり売上の伸び悩みを感じる時期はありました。解決策として、ちょうど自分の誕生日が近いこともあり、誕生日企画として講座を半額で販売し、その収益の一部を寄付するというプロモーションを仕掛けたら、見事にヒットして売上を出すことに成功しました。

誕生日プロモーションのためのTwitter投稿

Udemyコンテンツ販売で得られた売上

――ちなみにどれくらい売上が立ったのでしょうか?

8月に公開して、およそ3か月で20万円近くの売上が出ました。講座の登録者数も100近くです。一番売上が立ったのは誕生日企画をした9月でしたね。でも、今月は特別プロモーションを仕掛けなくても3万円は入ってきて、自分が頑張ったらそれだけの収益が入り、そうでなくても売上が発生するようになったと気づけました。

市川さんのUdemy売上管理画面を拝見させていただきました

より売上を出せるように、今はコースのタイトルを変えたり、単価を上げてみたり、何が一番ヒットするのかを試行錯誤しながら取り組んでいて、今後はどんなプロモーションをしていくか考えています。

Udemyコンテンツ作りで感じたこと

――とても夢のある話ですよね…!Udemy講師デビューをしてから、市川さんのなかで実感したものを教えていただけますか?

個人が複数の収入源をもてる時代になったと実感しています。ランサーズもそうですが、個人が稼ぐプラットフォームやサービスがあることを改めて感じました。Udemyにおいては、自分が働き続けるのでなく、利益を生み出してくれるコンテンツを作ってしまえばそれが永続的に収益をもたらしてくれると感じています。

お金を稼ぐのがフルタイムで働くに限らず収益を生み出すものがあることは、ライフスタイルの変化があっても安心できる支えになりますよね。

購入者は海外からも!世界中にコンテンツを届けられるビジネスに可能性を感じずにはいられません

おわりに

――これからUdemy講師に挑戦したいと思っている人たちにメッセージをお願いします。

教えることが好きな人や自分のスキルを生かして人のスキルアップに貢献したいと思う人にとっては相性がいいプラットフォームだと思います。もちろん、コンテンツ作りに時間がかかるのである意味投資とも言えるのですが、自分でも売上を出すことができたので、時間をかけても取り組んでみたい!という人には可能性があると思います。

動画は最初から100%のものじゃないとアップロードできないというわけではなく、公開されてからもコンテンツをブラッシュアップをすることができるから、まずは公開してみてから「こうしてみようかな」と試行錯誤していけるプラットフォームなので、動画公開することに高いハードルを感じなくてもいいのかなと思います。

これは個人的な感想ですが、ひとりで挑戦してたら経験したことのない動画制作で挫折してあきらめていたかもしれません。私には仲間がいて、彼らからアドバイスをもらえたから頑張ってこれたのもあるので、もしこれからやってみようと考えていらっしゃる方は、友人や仲間と一緒に始めてみるといいかもしれませんね。

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現在、新しい働き方LABでは、Udemyのオンライン講師育成のための講座「Udemyオンライン講師ブートキャンプ」受講生を募集中です。
ブートキャンプ内ではUdemy講座の設計方法からセルフブランディング、動画編集スキルまでUdemyオンライン講座開設に必要な知識を幅広く学んでいただけます。
動画編集ソフト「Adobe Premiere Pro」を含むAdobe Creative Cloudを期間限定でお使いいただける特典もございますので、Udemyオンライン講師に興味をお持ちの方はぜひこの機会に受講されてみてはいかがでしょうか。

詳しい情報は次のリンクからどうぞ
https://www.lancers.jp/lab/detail/386

ライタープロフィール

<取材・文> 甲斐田礼華
ランサーズ新しい働き方LABバンコクコミュニティマネージャー。Webメディアの編集やコンテンツマーケティングに従事。保育士から未経験でランサーズのライティング案件に挑戦し、独学でキャリアを形成。女性の自立した働き方を支援するためのイベント開催やスキル講座を提供。Twitter:@ayakaida