日本HP×新しい働き方LABの共同企画で進められているCreativeLAB(#私をつくるクリエイティブ)では、クリエイターになりたい人やステップアップしたい人に向けて、さまざまな企画やイベントが実施されています。
今回は、Creative LABを支えてくれている株式会社日本HPの田中琢磨さんにインタビュー。日本HPへ入社したきっかけや現在の取り組み、部長としてチームを率いる上で心がけていることやプライベートでの一面など、お話を伺いました!
■□■□田中琢磨(たなか たくま)さんプロフィール■□■□
株式会社日本HP パートナー営業統括 第三営業本部 第一営業部 部長。主に、パソコンやプリンターをパートナー企業を通じて販売する営業業務に従事。大学卒業後から、ずっと日本HPで仕事を続けている。プライベートでは、マジックとカメラが趣味。休日にはカメラを片手に街中を散策している。
目次
■志望動機は空白だった。日本HPに感じた期待と将来像
――田中さんが日本HPに入社された経緯を教えてください。
私は1998年の4月に、今の日本HPと合併前となるコンパック・コンピュータに入社しました。
きっかけは就職活動の時、コンピューター系の企業に活動をするなかで、会社の企業説明会に参加したことです。どんな会社かわからなかったので、志望動機は白紙のまま行ったんですが、そこで若い人たちが自分の言葉で話している姿を目にして…。
あぁここなら、どこでも通用するビジネスマンになれるんじゃないかと感じて、その場で志望動機を書いて応募しましたね。
■入社から23年!パートナー営業部長としての仕事とは
ーー新卒から日本HPへ入社し、現在はどのような仕事をしているのでしょう?
現在はパートナー営業部の部長をしています。そこで約10社程のパートナー様を担当していて、パソコンやプリンターの販売をしていますよ。
パートナーというのは、弊社製品をお客様に販売している企業のことで、私たちの部署では法人向けのパソコンやプリンターを、パートナー様を経由してお客様に届けています。いわゆる間接販売ですね。
ーー最初の部署に着任された時、日本HPへの印象はいかがでしたか?
当時は学生から社会人になったばかりで、今まで自分が経験したことのない空気を社内に感じていました。周りの人もすごく大人に見えましたよ。
そこで最初はとにかく、会社の人間としての言葉遣いや喋り方を覚えました。誰もが社会人になったときにぶち当たる壁ですね。
そうやって現場にでて色々なことを覚える機会をもらい、20代のうちは色々と苦労もしました。でも、今振り返るとあの頃の経験が血となり肉となり、今の私の構成要素になったと思っています。
ーー日本HPならではの企業文化はありますか?
うーん、どうでしょう。私はこの会社しか知らないので、これがうちの会社独自かわからないのですが、かなりオープンにコミュニケーションがとれる環境だと感じています。
先輩たちも転職してきた方が多く、自分が所属している部署以外でも、なにかと親しみやすく話をしてくれました。
あとは、1年目だから2年目だからと言わずに、色々な仕事を任せてくれましたね。チャレンジできる土壌がありましたよ。
■根本にあるのは、「もっとできることはないか?」という問いと人としての基本
ーーこれまでに「ここで成長したな」と思えるようなエピソードはありますか?
あぁ〜なんだろうな…なんか私、常にちょっとずつ成長してきたという感じで、劇的なエピソードがあんまりないんですよね。(笑)
ただ、社会人3〜4年目の時かな?当時、お客様からの課題を解決するときに、要望に対してこちらのできることが届かなかった…ということがあったんです。もちろん会社としてできることはしたし、私としても正直もうこれが答えだなと思っていたんですが、ある時先輩と飲み行って、「先輩ならどうしましたか?」と聞いたことがあったんです。そしたらもう、ばっさり「俺だったらもっとなんか考えるよ」って言われましてね。
その時、あぁもっと可能性を探れるところがいっぱいあったなぁと気づいて、「もっとできることはないのか?」を考える思考は止まっちゃいけないと思ったんです。今もあの時の一言は、営業活動の根本になってますね。
ーー田中さんが仕事のなかで大切にしていることは?
やはり営業である以上、パートナー様やお客様の意見はきちんと実現したいです。
その上でこだわりという意味では、最終的には人としての基本が大切だなぁって。
礼儀とか、人に対しての接し方とか…今どき流行らないかもしれないんですけど、私けっこう体育会系なんです。(笑)
■プライベートで見せるマジシャンとカメラマンの顔
ーー田中さんは、プライベートではどんなことをされているんですか?
今はマジックとカメラをやっています。昔からパソコンで絵を書いたり、バンドをしたり、クリエイティブなことは好きだったんです。
20代後半の頃かな。後輩が突然手品を始めてね。マジックバーに一緒に行ったことをきっかけにマジックにハマって、次の日には本屋さんに行き、読んでもわからなかったので実際にマジックを始めたんです。
はじめは1人で本やDVDを使って勉強をして、会社のメンバーやよく飲みに行くバーで見せていたんですけど、そのうち副業でマジックをしている人たちのグループと交流するようになってね。
あぁ、プロはこんなことを考えてやっているのか…と知った時、自分がいかに見る側のことを考えずにやっていたのかに気づかされたんです。それ以降、「いかにストレスなくお客さんにお見せするか?」を気をつけるようになりましたね。
ーー写真はどんなものを撮るんですか?
主にスナップ写真ですね。休みの日は、カメラを持って散歩に行きます。写真を撮っている時って、外界からシャットアウトされているような静かな時間を過ごすことができるんです。そういう中で心の琴線に触れたものを撮っていて、ここ数年はグループで展示会などもしていますよ。
創作活動って、自分がやったことに対して、その先で人との繋がりや会話が生まれることがすごく面白いんですよね。
■一緒に働く人が気持ちよく働ける場を!日本HPで描く今後の展望
ーー田中さんの今後の展望を教えてください。
仕事に関していうと、やっぱりチームを任されているので、一緒に仕事をするメンバーが、気持ちよく健やかに、そして楽しく働ける場を作っていきたいですね。
ここ数年で色々なことが大きく変わり、働き方やお客様をとりまく環境も変化しているので、そういう時代の変化もどんどん吸収してついていきたいです。
そうやって、みんながモチベーションなんて言葉を意識せずとも働ける環境を作っていけたらなぁと。
ーーメンバーが楽しく働くうえで、意識的にしていることはありますか?
私は、基本的にすべて任せています。こうやってくれ、あぁやってくれと言うつもりはありません。私自身、仕事をしていて一番やりがいを感じるのは、任せてもらった時なので。
ただ、すべて任せる反面、安心してメンバーが動けるように、そこに対して相談事があるときはいつでも答えられるようにしています。
ーーコミュニケーションをとるうえで気をつけていることは?
その人が今どんなことを考えているのか?という視点は大事にしています。
これは仕事の部分に限らず、家庭とか、「その人を見る」ということですね。私たちみたいなチームを任された人間がそうしないと、相手も心を開けないと思うし、そこまでお互いに話ができて初めて、俗にいう信頼関係が生まれるのかなと。
かなり時代遅れな発想にみられるかもしれないけれど、営業マンとして人と接している以上、そこは大事にしたいんです。
■自分らしい働き方を見つけたいあなたへ
ーー最後に何か読者さんへメッセージをお願いします。
今って、働き方にすごい柔軟性がありますよね。ある意味会社に帰属してなくても自分の力で色んなことが発信できるし、情報も集められる。ぶっちゃけていうと、僕もこの時代に20代でいたかったなぁと思うくらい、今まで考えもしなった夢を持てる時代だと思いますよ。
ただ、すごく便利で色んなことが実現しやすくなっている分、気にしないといけない部分もあります。例えば、ネットにあることが本当に正しいのか?とか、求められるデジタルの使い方は変わっているので。
デジタルネイティブ世代の人はそこに長けていると思うので、ここからまた新しいビジネスや商品が生まれるのかと思うとワクワク感はすごくありますよね。
ーー田中さん、本日はありがとうございました!
田中さんを交え、マルチクリエイターと副業について語ったYouTube動画「Creative LAB | On Air vol.7」はこちらからご覧いただけます。
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<取材>=ハマ(長濱裕作)
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